1.制作会社の得意分野とメリットデメリット

得意な分野を教えてもらいましょう。

Web制作会社

Web/ホームページを依頼する場合、一口にホームページ制作会社といっても、得意分野での活動が少し違います。大きく分けて「デザイン会社」・「システム開発会社」・「印刷会社」の系統に分かれると思います。もともと、その専門分野での長い経験があり活躍していた会社がホームページ制作をメインにしたり、主要業務に位置づけたりしているケースが多く見られます。ですので、イラストレーション能力・撮影（写真・動画）が得意だったり、システム開発能力が得意だったり、テクニカルライター的に、ホームページのキャッチコピーや構成を考えたりする原稿作成能力が得意だったり、企画力が得意だったり、コンサルティング的能力が得意だったりと、様々な得意分野での差はあります。

しかし、デザイン会社や印刷会社がシステム能力が低かったり、システム開発会社がデザイン能力が低かったりとするケースはあまり無いです。多少の得意分野はありますが、デザイン会社や印刷会社はシステム経験もある会社が多いので、ネットワークに強かったり、すばらしいアプリケーションや仕組みを構築したり、システム開発会社はとても使いやすいデザイン・インターフェースを制作しますので、一概に得意分野があると決め付けるのも良くないです。依頼する業者に、今までの経験やどのような分野が得意なのかを質問してみましょう。

サーバー（ホスティング「レンタル」（共有・専用）・ハウジング）会社

ホームページを制作依頼するにあたり、見落としがちなのがドメインの収得やSSLの収得などに加えて、サーバーの保持や維持です。Webサーバーといっても、自社サーバーで行っている業者もいれば、データセンター（災害などに備えたり、24時間有人で監視など）に委託している業者もあります。ホスティングとハウジングの違いは、検索エンジンで調べてください。最近では、セキュリティーのために、サーバーを公開用と非公開用と分けて2つサーバーを用意するケースもありますし、VPNなどの共有技術などもありますので、依頼内容や自社のネットワーク環境に合ったネットワークを選びましょう。また、データのバックアップやサーバーに支障が起きた場合、どのように連絡をもらうのか、誰に伝えたらよいのかなどを確認しておきましょう。

デザイン会社

デザインだけでなく、ホームページ制作をメインにしている業者は経験や知識が豊富にあります。ただし、得意なデザイン、不得意なデザインもあり、各業者に得意なデザインパターンがあります。また、運営を支援してくれる業者も多く見られます。

システム開発会社

基幹システムとの連動や、eコマース(EC)など大規模なシステムや、業務内容をより詳しく知る必要があるシステム化をする場合に選ぶことが多いようです。また、今までデータ自体を委託していたケースもあり、データ形式がその開発業者しか分からないケースや今までの業務の流れをインターネットで置き換える場合に理解が高いケースが多いです。

印刷会社

単純にDTPだけをメインにしている業者は、原稿に沿って、右から左に編集する事が多いのでホームページに弱いかもしれません。ただし、印刷業界は情報産業です。カタログ情報のためにデータベースを構築したり、文字加工の技術に長けていますので、ホームページを作成するだけでなくうまく情報を利用する仕組みを構築したりカタログの情報と同期をとりたいケースに選択するケースが多いです。

SOHO/個人

コスト的な面や融通性の面で有利な場合が多いです。専門知識が高い人も多いです。ただし、少人数で作業を行うため、こだわった内容で長期的な制作になると、対応ができなくなる場合があります。

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