RFP,提案書,見積書

WEB/ホームページ制作会社,システム開発・印刷会社への依頼/全国,東京,大阪
RFP,提案書,見積書,サンプル,例

1.システム開発依頼の流れ(例)

システム開発依頼の流れについて

大まかなシステム開発依頼の流れについて

簡単に言えば、提案→ヒアリング(ディレクション)→提案書→見積もり→スケジュール→契約→設計→制作・開発→仮納品→修正⇔開発(繰り返す)→検収→納品完了→保守→改修みたいな流れになると思います。。

特に、制作段階では依頼主側の作業として、原稿・素材の収集・提供作業や指示作業・確認作業が主になると思います。いつまでに何をすればよいか、どのような指示をすればよいのか、確認期間や指示のタイミングなど、依頼主側の作業も含めた作業の流れを詰めておきましょう。

1.提案方法

ポートフォリオ,タブレット,ノートパソコンなどで、事例紹介、実績紹介、デモなどの事例紹介をしてもらう。

2.ヒアリング(ディレクション)

  • 自分の業務内容を伝える
  • 自分の困っている事を明確に伝える
  • 既存のものは遅いや使えない、デザインが良くないなどとあいまいな事ではなく、○○ができない、○○のようにしたいなど具体的に述べるほど見積もりの精度が上がる。
  • 先ほど紹介してもらった事例紹介やデモなどから依頼しても大丈夫そうか?何か使えるものはないか?を考える。
  • 現状の具体的数値を伝える
  • 量を伝える⇒製品数やカテゴリー数、顧客数など
  • 種類を伝える⇒どんな種類のデータを処理しているのかなど
  • 運用(仕事内容)を伝える⇒誰が何人でどのタイミング(周期)で何を(責任範囲)しているかなどど
  • 今までの経験上近いものがあれば、聞く。
  • お互い何のためにヒアリングをするのか?

⇒何気なく世間話をしながらヒアリングをしているのではなく、見積もりをするためにヒアリングしています。

⇒ここで、あまりヒアリングが出来ていないと見積もりも提案書も精度が低くなりお互いの思いが合わなくなってきます。

ヒアリングをしながら、成果物をイメージし、成果物を作るにはどんな作業(項目)がいるのか?成果物を作った後は、どのように運用していくのか?全てイメージします。そのイメージをお互いに確かめ合うのがヒアリングです。

ディレクションは、そのイメージした作業項目に沿って量や質、条件などを話し合っていきます。制作側は闇雲にヒアリングしているわけではありません。とりあえず、見積もりやスケジュール、提案書が書けそうな所までヒアリングをしていきます。

イメージした、成果物に画面イメージがあればそれを紙やタブレットにその場で書いて、お互いにそれで間違いがないという言葉を交わせればヒアリングは成功で今後も大きな誤差はなくなります。

また、スケジュール(納期)とできれば予算も伝えておきます。

3.提案書・企画書・計画書・スケジュール・見積書をもらう

紙やPowerpointなどでプレゼン書は作られます。

ヒアリングされた内容が提案書にきちんと落とし込まれているかを確かめる。

ヒアリング時にきちんと成果物・見積もり項目をイメージしていないと精度の低いものが出てくる。

提案書の内容例

  • 目的・要望の整理
  • ヒアリングした既存の量や質の内容(数字)
  • システム概要図
  • 画面構成
  • 機能構成
  • 運用フロー
  • メリット、デメリット
    このシステムを導入したら効率が上がりコストが下がる、今よりももっと儲かるなど数字を出して具体的に
  • スケジュール
  • 見積もり
  • お客様に用意して欲しいものや注意事項、条件など

4.発注したら

発注書を作り発注する

契約書を作り契約する(基本契約書・個別契約書)

基本設計書(詳細設計書)

システムの基本は3つ

  • IN:そのシステムが読み込むデータ
  • Middle:そのシステムが処理する内容
  • OUT:そのシステムが書き出すデータ

    設計内容例

  • I/O設計
  • データベース設計
  • 画面設計
  • 機能設計

5.デザイン

Web系の場合は、トップと中ページの1ページを1案~2案ほどデザインしてもらいます。

PCだけなのか、スマートフォンやタブレットにも対応するのか?

どのようなデザインが良いのか?などイメージに近いサイトがあればそれも伝えます。

デザインデータベースのようなサイトもあるので参考にします。

デザインは時代によって流行があります。

Flashでの看板が流行ったり、フルFlashが流行ったり、スクロールサイトや、スマフォ、タブレット、PCどの画面サイズが来ても共通のソースでデザインが変化するレスポンシブデザインなどが流行ったりなどです。

6.開発

Web系で有名なのがLAMPという環境で開発動作する仕組みです。

LがLinux、OSです。

AがApach、人気のあるWebサーバーのソフト

Mが、MySQL、オープンソースのリレーショナルデータベース

Pが、PHP、開発用のプログラム言語です。以上が、Web開発でよく使われている基本です。

その他、OSなら、Windows、Linux系のRed Hat、CentOSなどです。ライセンスの関係など少し違いがあります。

Webサーバーのソフトなら、IIS、OSがWindowsの時によく使われます。

データベースでは、Oracle、PostgreSQLなどが有名です。

開発言語では、Flash開発やCやVB,Delphiなどいろいろあります。

JavaScriptはスクリプト言語です。インタプリタ的な感じです。JQueryが有名でWebに表現を増やします。

開発手法

ウォータフォール型:簡単に言えば設計書をしっかり作り、仕様をガチガチに決めて開発する事。

しっかりしているけども途中での変更に融通が利かないです。どちらかと言えば昔の考え方で、いろんなパターンやリスクばかりを考えていくので見積もりもなぜだか高くなります。

アジャイル型:今時の考え方、仕様をガチガチに決めずにその都度、お客様と確認ヒアリングして繰り返し開発を行います。

確かめあいながら必要なものだけを制作していけるのですが、お客と制作者の間に立つディレクションや担当者がしっかりしていないと途中でもめる事もしばしばあります。

今は、思いついたことを直ぐにビジネスにするスピードが重要な時代なので、アジャイル型は人気がありますが、お客の要望をいつまでも聞いていけば制作会社は人件費なのでその分の費用が出なければ赤になります。

どこで、線引きをするのか?費用範囲内なのか?追加見積もりなのか?を上手く説明していく技術力とコミュニケーション能力がある人でないと間に入らないほうがいいと思います。

スピードで行けば、今はメールを使ってコミュニケーションをとる事もムダになっている時代です。簡単な指示などを交わす場合、メールではめんどくさいのでチャットワークなどを利用します。

また、進行管理ツールとしてRedmineなどを使います。

バックアップやバージョン管理では、SubversionやGitなどが良く使われます。

いろいろ、開発環境も変わってきていますので、どのように進行管理や制作指示、バックアップを取っているかなどいろいろ制作会社に相談してみてください。

7.オープンソース

オープンソースを使うことも良くあります。メリットは一から難しいプログラムを作成しなくてもある程度完成度が高いものを利用できるからです。

CMS系のJoomlaやconcrete、ブログ系のサイト構築であれば、WordPressやMT、ECサイト系であればECCube、eラーニング系のMoodle、情報管理のWikimedia、SNS系ではOpenPNEなどいろいろ品質が高いものがあります。デザインも、それ用に販売しているサイトもいろいろあります。

8.iPhone、Android開発

最近では、iPhone、Androidに対応した開発や制作等も増えてきています。

Webアプリとネイティブアプリに分かれます。

ネイティブアプリは、Object-CやJavaで作られたアプリです。

Webアプリは、LAMP環境で作られるようなブラウザで動くアプリです。

WebアプリでもPhonegapとTitaniumを使えば、ネイティブアプリのように出来ます。

Phonegapは、Adobeに買収されました。PhonegapとTitaniumではTitaniumの方が制作が少し難しいです。

9.デバック

開発者側は単体テスト、結合テストがあります。サンプルデータなどでテストします。

運用テストなどで、実際の運用をしてみてのテストもあります。様々なケースやパターンを想定してサンプルデータや運用テストを行います。プログラマーが作るものは、必ずバグがあります。また、お客様との意図が違うものを作ってしまうこともあります。

利用者のことをイメージして考えて制作すれば、マメなプログラムを作り便利なものを添えて制作しますが、全員がそうとは限りません、業務内容を理解せずに動けばいいという考えだけで作ってしまう場合も多いです。

間違えではないのですが、100%の力だけで制作してしまうと60%ぐらいのものしか出来ないのが現実です。120%ぐらいの力で制作してやっと80%ぐらいの出来だと言うのが心構え的なものです。

ただ、この時点でお互いが気づくこともあり修正も増えますが、それが見積もり範囲外なのか、見積もり範囲ですすのかはその会社の対応次第です。お互いに過剰な意見を通してばかりだ何も上手くいきません。

10.下請け、孫請

IT業界は大きい会社も小さい会社も多くあります。デザインが得意なところだったら開発を別の会社に協力を仰いだり、開発が得意な会社だったらデザインを別の会社に頼んだりと一つの会社で成果物を作らない場合もあります。

それが、依頼者からは見えない場合もあります。

システム開発・運用管理などを海外の会社に委託することをオフショア開発といい ますが、コストが安くてITが強い国へ依頼するケースも増えています。

ただ、何社も関係して成果物を制作するのは窓口がしっかりしていないと意外と上手くいかないもので責任範囲の問題も出てきます。

11.セキュリティー

よくIDやパスワードを求められるサイトがあると思います。認証にもいろいろ種類があって、ベーシック認証や、ユーザー認証(データベース認証)、IP認証などがあります。

サーバー側で行うセキュリティもあります。

12.検収・納品・保守

いつどのように納品するのかを始めに話し合います。

Web系は本番サーバーへの納品になりますが、バグがおきた時のためにテストサーバーや開発用サーバーを立てておくかを考えていおきます。

完了すれば、検収書を渡しましょう。ただし、納品した後も電話やメールでの質問が多くでると思います。バグもあるかもしれません。その為に保守があります。

保守の種類は、制作したソフトウェアに関するソフト保守、Webサーバーの維持やバックアップなどのハード保守、運用を頼む場合は運用保守など保守にもいろいろあります。

保守の場合注意することは、毎月ごとなのか毎年ごとなのか?、自動継続か?どのような保守内容なのか?などを確認しあうことです。契約書にも関係してきます。

13.アクセス解析

Google Analyticsは、昔アーチンという解析ソフトが有料で流行ったのですが、Googleが買収してだいぶ良くなりました。

GoogleIDを取って、アクセス解析をしましょう。

PVとはページを見た数になります。

UUとはユニークなユーザー数になります。

UUの判定は解析ソフトによって設定時間によって変わりますが、Google Analyticsは確か、25分か30分区切りあたりで計算しているようです。

14.市場調査

マーケティング

市場調査・分析サイトのまとめ

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